2012年4月22日日曜日
子供の肥満の多くが大人になっても肥満のまま…… | Slism
小さい子供は、太っていてもかわいいですよね。でも、大人が太っていると、「自己管理ができていない」って言われちゃいますよね……。
かわいい子供の頃の肥満の多くは、成人まで持ち越してしまっているケースが多いんです!
小さい頃は「ぽっちゃり」と言われていたのが、大きくなってくると「デブ」とされてしまうことも……。
成長期なので、成長の妨げにならないように肥満を解消してあげたいですね。子供の肥満は、親の責任でもあります。子供のダイエットについて確認していきましょう。
子供で肥満だと大人になっても肥満!?
小児肥満の約7割が大人になっても肥満のままであると言われています。そして、小児肥満から移行した大人の肥満は、生活習慣病のリスクが高いとされています。
「子供の肥満は成長とともに解消されていく」というわけではないんですね。子供の肥満は子供のうちに解消しなければいけません。
子供にもメタボが増えている
メタボは、中年以降に多いイメージがあるかもしれません。しかし、最近は子供のメタボも増えているんです。子供でも、中性脂肪やコレステロールが高くなったり、血圧や血糖が上昇したりするんです。
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子供(6~15歳)のメタボの診断基準は次の通りです。
- ウエスト周囲径が中学生で80cm以上、小学生で75cm以上、
または ウエスト周囲径(cm) ÷ 身長(cm) = 0.5以上の場合。 - 中性脂肪が120mg/dl以上、HDLコレステロール40mg/dl以上
の1つ以上該当する場合。 - 収縮期(最大)血圧125mmHg以上、拡張期(最小)血圧70mmHg以上
の1つ以上該当する場合。 - 空腹時血糖が100mg/dl以上の場合。
子供の健康のためにも、早めに肥満を解消してあげたいですね。また、本人が気にする年頃になる前に解消してあげたいと思ってしまいますよね……。
子供の肥満の原因
子供の肥満の原因には次のようなことが挙げられます。
- 夕食の時間が遅い
- 揚げ物などの高カロリーの食事が多い
- 間食が多い
- 外で遊ぶことが少ない
「成長期の子供なら大丈夫」とカロリーや食事の時間を気にしないでいると、子供だって肥満になってしまいます。
やはり子供も、摂取カロリーが過剰になることや運動量が少ないことが太る原因なんです。
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肥満度の高い子供ほどテレビ・ゲームにかける時間が長い
テレビを見たり、ゲームをしたりする時間が長い子供は外で思い切り体を動かしている子供に比べて肥満度が高いことがわかっています。
また、近年塾に通う子供が増えていますが、塾通いで忙しく、外で遊ぶ時間がないということも肥満の原因になっています。
成長を妨げない 子供ためのダイエット
「痩せさせてあげたい」という気持ちはあっても、「成長に悪影響があったら」と思うとなかなかダイエットに踏み切れない…そんな親御さんが多いと思います。
近年、食育への取り組みがなされていますが、肥満解消には食生活の改善がとても大切になるでしょう。また、やせるために運動を取り入れるのではなく、楽しく体を使って遊ばせてあげることが大切です。
食生活の改善
食生活において、子供の肥満の原因となるものに、下記のようなものがあります。
- 食べ過ぎ(過食)
- 好きなものしか食べない(偏食)
- 朝食を食べない(欠食)
- 夕食の時間が遅い
- 間食としてスナック菓子やファーストフードなどを食べることが多い
- おやつなどを自分の好きな時に食べられる
- 子供一人で食事をとることが多い(個食)
当てはまるものはありましたか?? 次のように改善していきましょう。
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- 食べ過ぎを防ぐために、大皿に盛るのではなく、一人ずつ取り分けましょう。
- 1日に食べる品目を増やし、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
- 出来合いの食品やジャンクフードで済ませないようにしましょう。
- 1日3食必ず食べるようにしましょう。
- 夕食は遅くても夜8時までに食べるようにしましょう。
- 高カロリーのおやつは控え、1週間で食べるおやつの量を管理しましょう。
- コミュニケーションをとりながら、家族みんなで食事をするようにしましょう。
消費カロリーを増やす
体を動かすことで、消費カロリーを増やし、脂肪を減少させることができます。筋肉量が増え、基礎代謝が上がり、太りにくく痩せやすい体質を作ることができます。
また、成長を促進する効果やストレス解消効果など、多くのメリットもあります。
無理な運動は良くないので、どんなスポーツでも良いので本人の好きなものをさせてあげると良いでしょう。公園で友達と思い切り遊ぶのも良いです。
また、車で送迎しているところを、歩いて行ったり、自転車で行ったりすることも運動量を増やすには効果的です。
手伝いをさせたり、自分の身の回りのことを自分でさせたり、こまめに動く習慣を作ってあげることも良いでしょう。
生活習慣の改善
塾通いなどで帰りが遅くなると、寝るのも遅くなりがちです。早寝早起きの習慣を身につけるようにしましょう。朝起きるのが遅いと、食欲がなかったり、食べる時間がなかったりして、朝食を抜いてしまう原因になります。朝気持ちよく起きて、朝食をしっかり食べられるような生活習慣に変えていきましょう。
朝食を抜いてしまうと、午前中の頭の働きが悪くなる・集中力が低下するなどの学習面への悪影響もあります。また、朝食を抜いている子供に学力の低下がみられるという報告もあるのです。
朝食を食べることは、昼食の食べ過ぎにもつながり、ダイエットの妨げになるため、朝食をしっかり食べられる生活習慣に改善していきましょう。
子供のうちから規則正しい生活習慣を身につけるように、家族で強力していくことが大切ですね。
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