HRT(ホルモン補充療法)は、更年期になり分泌が減少してきた女性ホルモンのエストロゲンを、体外から飲み薬や貼り薬として補う治療方法です。
更年期になり、女性ホルモンのエストロゲンが不足してくることで自律神経のバランスが崩れ、ホットフラッシュ(ほてり)や冷え、発汗うつなどさまざまな症状がでてくるようになります。
そこで、HRT(ホルモン補充療法)でエストロゲンを補充することによって、自律神経のバランスが整い、自律神経失調のために起こっていた更年期のさまざまな症状が軽くしようということです。
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HRT(ホルモン補充療法)は閉経した直後に行えば効果が高く、特にホットフラッシュや冷えなどに効果的だと言われ、高コレステロール血症なども改善されやすくなり高齢化で問題になっている骨粗鬆症の改善も期待されています。
HRT(ホルモン補充療法)は、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの両方を用いる治療方法で、
この2種類のホルモンを用いることで、身体のホルモンのバランスを整えながら更年期の辛い症状を改善していくことを目指しています。
HRT(ホルモン補充療法)については、日本ではリスクのみクローズアップされていて普及率は約2パーセントなのに対し、先進国の普及率は約30〜40パーセントとかなり隔たりがあります。
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高齢化社会となり、女性が更年期に伴うさまざまな症状と向き合う時間が長くなり、それは長いと30年以上に及ぶことにもなってきます。
閉経後も生き生きとした生活を送るためにも、HRT(ホルモン補充療法)は更年期のさまざまな症状の改善に期待されている治療方法です。
しかし注意していただきたいことは、HRT(ホルモン補充療法)には、生殖器周辺に副作用をもたらすことがあるということです。
HRT(ホルモン補充療法)については医師に十分な説明を受けることが必要です。
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